朝、あなたはどんなふうに目を覚ましますか? まだ眠たいまま、スマホを見ながら布団の中にいたり、急いで着替えて学校や仕事に出かけたりしていませんか?
実は朝のすごし方を少し変えるだけで、1日の気分や集中力がぐんと変わるんです。
とくに、ちょっとしたことで疲れたり、人に気をつかいやすい繊細さんには、静かで落ち着いた朝の時間がとても大切。
今日は、朝の光を使って心と体をゆっくり目覚めさせるわたしの朝ルーティンをご紹介します。
朝の光って、そんなに大事なの?
スタンフォード大学の神経科学者 アンドリュー・フーバーマン博士 によると、朝起きて30〜60分以内に太陽の光を目に入れることで、脳が「今は朝だ」と認識し、コルチゾールというホルモン(覚醒のスイッチ)が自然に出ます。
コルチゾールが自然に出ると、エネルギーがわいて集中しやすくなり、夜になると自然と眠くなるリズムも整いやすくなります。
また、『Why We Sleep(邦題:睡眠こそ最強の解決策である)』の著者である マシュー・ウォーカー博士 も「日中に太陽光を浴びることが、夜の睡眠の質を高める鍵」としています。
優しい朝のスタート
ふんわり目覚めるとは
目覚まし時計の大きな音って、ちょっとびっくりしませんか? わたしは、やさしく光る「光目覚まし時計」を使っています。だんだん部屋が明るくなってきて、自然に目覚めることができます。
布団の中でぐーっとのびる
起きたらすぐに飛び起きるのではなく、布団の中で大きくのびをします。 「おはよう、今日もありがとう」と、自分に声をかけてあげるような気持ちで。
③ カーテンを開けて、朝の光を浴びる
カーテンを開けて、外の光を感じながら、深く息を吸います。目をつぶってもいいし、ぼーっと空を見てもOK。 たった3分でもいいから、静かな時間に太陽の光を浴びることを意識します。
外に出られる日は、少しだけお散歩
時間と気分に余裕がある日は、外に出て5〜10分だけおさんぽします。 まだ静かな朝の道を歩くと、鳥の声が聞こえたり、風が肌にふれたりして、「あぁ、生きてるなぁ」と感じられます。
歩くことで体も目覚めるし、朝の光をあびながら動くと、気分がとってもスッキリします。
朝の習慣で、こんなに変わったこと
- 学校や仕事に行く前に、気持ちが整う
- 昼間にイライラしにくくなった
- 夜の寝つきがよくなった
- ちょっとしたことで落ちこみにくくなった
何より朝の私が整うと、その日の自分にやさしくなれるんです。
Cozyなモーニングルーティン
6:00 光目覚ましで自然に目を覚ます
6:05 布団の中でストレッチ&深呼吸
6:10 カーテンを開けて白湯を飲む
6:20 外に出て軽く散歩(5〜10分)
6:35 窓のそばで朝ごはん、音楽タイム
※もちろん、全部やらなくてもOK。ひとつでもできれば十分です。
続けるためのヒント
- 光を浴びるだけでOK
カーテンを開けて外の光を見ながら深呼吸。これだけでも効果あり。 - スマホは後回しに
朝いちばんでSNSを見てしまうと、心がざわざわしやすくなります。 - 夜の過ごし方も大切
夜に強い光を浴びない・寝る前にスマホを見ないなども意識して。
おわりに
朝の光は、わたしたちにとって自然のサプリメントです。お金も道具もいらないけれど、心と体を元気にしてくれる大きな力があります。
毎朝、少しだけ早く起きて、静かな光の中で深呼吸する。 そんな小さな習慣が、気づかないうちに心をととのえ、1日をすこやかにしてくれるのです。
あなたも、自分だけのやさしい朝時間を見つけてみてくださいね。